記念すべき第一回目のゲストは津久井さんです!




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Q.津久井さんは学生紹介の一番手ということで、松澤・岡田研究室の研究室紹介という形でざっくりとお話をお聞きしたいと思います。今日はよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。

Q.早速ですが、ずばり松澤・岡田研究室を一言で表すと、どんな研究室ですか?

ずばり世界一の回路を作る研究室です!

Q.おおっ!世界一ですか!?いきなりスケールが大きい話ですね!ちなみに津久井さんはどういった回路を作っているんですか?

私は無線回路を担当しています。その中でも私は・・・

Q.津久井さんが携わっている無線回路が実用化されると、私たちの生活にどういった影響がありますか?

例えば、現在実用化されている無線LANの数十倍もの速さでの通信が可能になるので、ビデオカメラで撮影した高画質な動画をリアルタイムでパソコンやスマートフォンに転送したり、プロジェクタで直接映し出すなんてことができたりします。

Q.なんか凄そうですね。

凄いです(ドヤァ

Q.では実際に松澤・岡田研究室ではどういった研究がされているのでしょうか?

私たちの研究室ではADグループとRFグループの2グループに分かれています。まずADグループから説明したいと思います。ADグループで研究しているのはADC(アナログ/デジタル コンバータ)やDAC(デジタル/アナログ コンバータ)と呼ばれる無線により入ってきた連続的なアナログ信号をコンピュータで処理できるように離散的なデジタル信号に変換してあげるのがADC、逆にコンピュータでデジタル処理したデータを無線で飛ばすことができるようにアナログ信号に変えるための変換器がDACです。これらを今までよりも高性能なものにしちゃおう!っていう研究をしています。

次にRFグループですが、主な研究内容は先程の言ったように無線通信回路の設計です。 この無線送信回路は大きく送信回路、受信回路、発振器の3つに分けられます。 送信回路は先ほど述べたとおりです。受信回路では受信した小さな信号を増幅します。 ほんとは送信回路とは違って雑音とかを考慮しなければいけないんですけどね。 送信回路はSで、受信回路はMなのですが、かみ合うように思えて、なかなかかみ合いません。 発振器は搬送周波数(この研究では60GHz)を作り出しています。通信伝送工学の授業を受けてみればわかると思います。

もっと、知りたい方は研究室に見学しに来て先輩などに聞いてみてください。さらに突っ込みたい人はうちの研究室に入りましょう!

Q.そうですね、いろんな人が僕たちの研究室に興味を持ってくれると嬉しいですね。ではでは、新しく研究室に入ってくるB4も疑問に思うであろう、研究ってどういう風に進めていくのかをお尋ねしたいと思います。

まずは作りたい回路を妄想します。で、妄想が現実になるのか回路図をPCで書いてシミュレーションで確認します。その妄想がうまくいきそう!ってなったら、その結果を先生に見せて相談して、OKが出たらレイアウトをします。レイアウトっていうのはトランジスタや抵抗、キャパシタなどの素子の配置や配線をどうしたらいいか決める作業で、このレイアウトで性能が悪くなったりします。なので、大胆かつ冷静にレイアウトすることが求められますね。レイアウトしたら業者さんに送ってチップが出来上がるのを楽しみに待ちます。この提出するのがT.O(テープアウト)と呼ばれるもので、僕は最初テープアウトのことをテイクアウトだと思っていました(笑)

Q.・・・、じゃあチップが出来たらどうするんですか?

チップが完成したら測定します。うちには高性能な装置がたくさんあって、企業で扱っている測定装置よりも良い装置があったりします!そして、チップの測定がうまくいって良い結果が出るとチョー嬉しいですね。今までの努力が報われたって感じです。

Q.ほうほう、ちなみに良い結果が出たら良いことがあるんですか?

良い結果が出たら論文を書きます。発表で海外に行くことも多いです。これまでだと、アメリカ、イギリス、オーストラリア、台湾、タイ、メキシコ、フランス、中国、韓国などに行ってる先輩がいますね。僕もオーストラリアに行くことが出来ましたが、研究の成果を発表できることと、海外に行って異文化に触れられるチャンスがあるっていうのが研究のご褒美みたいなものですね!

Q.へぇー海外まで行けるなんてグローバルでかっこいいですね!グローバルと言えば留学生が多い研究室なんですよね?

そうですね、半分くらいが留学生ですね。もしかしたら留学生の方が多いかもしれません。色々な国の人とコミュニケーションを取るのは楽しいですね。私たちの研究室は学生部屋が4か所ありますが、部屋毎で異なる雰囲気が漂っていて、そこがまたうちの研究室の面白い特徴かなって思います。

Q.では、そろそろ研究の話題から変えまして研究室の様子を聞いてみたいと思います。研究室内でイベントとかってあるんですか?

私たちの研究室では新歓、忘年会、追いコンなど飲み会があります。その他にT.Oの後に打ち上げをしたりして、今までの仕事の苦労をみんなで発散させます。他にはゼミ旅行などがあります。あとは突発的に研究室内でたこ焼きをしたりして研究の疲れを癒しています。

Q.松澤・岡田研にはサークル活動もあると聞いたのですが?

ありますよ。今でも複数で集まって活動しているのはカメラ部、園芸部、ボーリング部、二郎部などがあります。私がこの研究室に入る前には他にもサークルがあったと聞きます。うちの研究室は人が多いので、趣味が被る人も多く、いろいろなサークルが設立されては廃部になったり?しているみたいです。新しく来る人達にも何かサークル作ってもらいたいですね。

Q.そうですかー。とても楽しそうですけど、大変なこととか無いですか?

T.Oや測定が結構大変ですね。常に何らかの〆切に追われている気がします。〆切のプレッシャーは半端ないです。まあコレも経験ですよ、自分で選んだ道ですから。

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Q.大変なとき、津久井さんは気分転換とかされているんですか?

そうですねぇ、とにかくチョコボールを食べますね。シンプルにピーナッツ味が大好きです。マジでたまりませんね。でも他の味も好きです。

Q.チョコボール!そういえば空き箱がたくさんありますけど、どのくらい買ったんですか?

え、100個くらいかな。なかなかエンゼルが当たらなくて悔しいけど、当たると気持ちいいです。残念ながら、まだ銀のエンゼルが3個しか当たってませんけど(笑)

Q.そうなんですか(笑)では、最後になりますが、津久井さんの今後の目標をお願いします。

エンゼル当てたいです。

Q.えーっと、研究とか回路の目標じゃないんですね(笑)それでは津久井さん今日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。



学生一口メモ
津久井 裕基
2011年から松澤・岡田研究室所属
読売巨人軍をこよなく愛している。だからと言って野球はうまくない。もっと言えばボールを使ったスポーツが苦手。でもチョコボールは大好き。チョコボールつくいさん。

津久井さんからクイズの出題

次の□に入る数列を当ててね!

1 3 4 14 □ 34

分かった人にはS3の8階に生息する津久井さんからチョコボールのプレゼントがあるぞ!